みなさま、クリスマスまであとひと月ですね。準備は進んでいますでしょうか。
最近は収納の関係で大きなツリーを持たないご家庭も多いようですが、
せっかくの年に1度のクリスマス、お家の一角にコーナーを作ってこの季節ならではの飾り付けを楽しんでみませんか。
その① 演出するコーナーを作ってみましょう。
棚の上やサイドテーブルの上などに、A3用紙1枚程度の箱庭的なスペースを作ってクリスマスを演出しましょう。トレーなどの台座を用意すると、ひときわ存在感をもつ舞台のような場所を作ることができます。
ガラスボールなどを使うのも効果的です。台座を用いない場合は、複数のクリスマスに関連するアイテムをまとめて飾ることで一体感が生まれます。
あなたらしい素敵なクリスマスシチュエーションを作りましょう。
また、せっかくの機会ですので今回用意したスペースを「シーズンズコーナー」として、1年を通して季節の小物を飾ってみるのもおすすめです。
すぐあとにお正月も控えていますので、鏡餅や干支飾りなどを飾って冬のイベントを楽しんでみましょう。
日本には四季を楽しむイベントがたくさんありますので、コーナーを活用して生活に季節の彩りを加えてみませんか。
その② 大人カラーのクリスマスツリーにトライしてみましょう。
クリスマスの演出の主役といえば何と言ってもツリーですよね。
サイズは大小さまざまありますが、大人っぽい雰囲気を演出するにはオーナメントなどの装飾の色数を少なくするのがポイントです。赤と緑もクリスマスのシンボルカラーで素敵なのですが、ゴールド、シルバー、ホワイトなどの単色でまとめると、より都会的で洗練された雰囲気を演出することができます。
その③ ツリーイルミネーションを効果的に使ってみましょう。
クリスマスツリーに欠かせないイルミネーションライトを効果的に使ってみましょう。
最近はLED照明が主流ですが、大きく分類すると温かみのあるオレンジ色の照明か、クールな雰囲気を持つ白っぽい照明がありますので、お好みの雰囲気に合うものをセクレクトして下さい。
イルミネーションライトはツリーと一緒に飾るだけではなく、ライトだけを飾っても素敵ですよ。ガラスボールに入れて飾るのも良いですし、ディスプレイ小物の隙間に這わせて飾っても柔らかい光の効果で雰囲気がある飾り付けができます。
その④ キャンドルを活用しましょう。
クリスマスツリーを飾るのには少し抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。そんな時はツリー型や、円錐型のキャンドルを選ぶとクリスマスツリーの雰囲気を作ることができます。
色とりどりの華やかなキャンドルがお店に出回りますので、お気に入りを見つけに街のクリスマスデコレーションを楽しみながらショッピングに行かれるのも楽しいですね。
その⑤ 音楽を活用しましょう。
人は視覚からよりも聴覚から得た情報を印象付けて記憶するそうです。
そのため、クリスマス感をあまり主張しない飾り付けであったとしても、流れている音楽がクリスマスソングであれば、一気に室内の雰囲気を変えることができます。
最近は安価でコンパクトなワイヤレスピーカーも手軽に手に入るようになりましたので、クリスマスディスプレイの近くで、素敵なクリスマスソングをBGMに流してみてはいかがですか。
その⑥ アドベントカレンダー
最近日本でも取り入れる人が多くなったアドベントカレンダー。12月1日から24日のクリスマスまでをカウントダウンする、期間限定の特別なカレンダーのことです。
カレンダーに取り付けてある扉や箱を開けると、小さなお菓子やプレゼントが入っていて、クリスマスまでの気分を盛り上げてくれます。クリスマスらしいデザインですので、コーナーに飾っても主役感がありますし、何より毎日箱を開けるワクワク感が楽しいですよ。
その⑦ 海外映画に学ぶクリスマス
その⑤では、音楽を使った演出方法をご紹介しましたが、部屋の中でBGMのようにクリスマス映画を映して過ごすのも素敵ですね。
クリスマス映画の名作はたくさんあり、特にインテリアの観点から見ると本当に勉強になります。個人的に特に好きなのはデパートのシーンです。店内のディスプレイの華やかさといったら本当にうっとりしてしまいます。
全てを真似するのは難しいですが、もし気に入ったクリスマスデコレーションを見つけたら、部分的にでも取り入れてみると楽しいですよ。
その⑧ お正月へ向けて
楽しいクリスマスも25日を過ぎると一気にお正月ムードに変化しますね。
その①でご紹介したクリスマスを演出するコーナーを作るメリットは、季節ごとの入れ替えが簡単なことです。
台座はそのままに、小物をお正月用のものに入れ替えれば完了です。
季節用の飾り付け専用の収納ボックスを作って、2月は節分、3月は桜、6月は梅雨、9月はお月見のように、季節ごとに用意すると楽しいですよ。
季節感を出しすぎるよりも、ニュアンスを表現すると洗練された印象になりますので、ぜひ試してみてください。
みなさまにとって、2023年の年末が素敵なものになりますように!
- ・インテリアデザイナー
- ・二級建築士
輸入家具会社や大手組織設計事務所、モデルルーム会社、百貨店内装会社を経て2013年に独立。
住宅、オフィス、店舗、などのインテリアデザインの他にインテリアセミナーの講師も行う。
https://www.estedit.com/