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人生100年時代へ!「満足度」で考える賃貸と持ち家の違いとは

2024.10.10

「賃貸がいいか、持ち家がいいか」。
これはいつのときも悩ましい問題です。特に今は人生100年時代といわれ、長く続く将来を考えたときに、また別の観点が生まれることもあります。

今回は、より満足度の高い暮らしを送るための、賃貸と持ち家のそれぞれの特徴やメリットを考えていきましょう。

賃貸か持ち家かを考えるとき、重要なのは「暮らしの満足度」

賃貸と持ち家のそれぞれのメリットを調べたとき、必ず出てくるのが「この先数十年住み続けるとして、家賃とローンの総額はそれぞれいくらか」という話。

長寿の時代ですから、ずっと家賃を払い続けることを考えれば、持ち家のほうがメリットが多いように感じます。

一方賃貸であればローン、つまり借入れに縛られることがないので、それはそれで経済的な負担は少ないと考えられます。
このように持ち家派と賃貸派の議論はいつまでも決着がつきません。

このとき、一度立ち止まって考えたいのが、「実際にそこでの暮らしはどんなものになるだろう」ということ。

何十年という長い時間をそこで過ごすのですから、金額の大小だけで住まいについての大きな決断を下すことはできません。
特にファミリー世帯にとっては、家族みんなが快適にストレスなく暮らしていけるかというのが重要なポイント。

お金だけでなく、暮らしの満足度という点からも、賃貸と持ち家のそれぞれのメリットについて確認しておきましょう。

賃貸で得られるメリット

気軽でフットワークの軽いライフスタイルに適しているイメージがある賃貸。
賃貸での生活にも特有の魅力があり、生涯賃貸で暮らす人も少なくありません。
ここでは賃貸の暮らしのメリットを解説します。

①ライフスタイルの変化に合わせられる柔軟性
賃貸の魅力は、何といっても変化に対応しやすい柔軟さです。

例えば、「子どもが1人のとき」「子どもが2人になったとき」「子ども達が自立して夫婦だけになったとき」と、家族構成の変化に合わせて、その時々で最適な広さや間取りの家を選択できます。

職場や学校が変わるときに、より通勤・通学に便利な土地に簡単に移ることもできますし、もっと気軽に「環境を変えて気分を一新したい」といった理由で、好きな土地に移住してもいいでしょう。

また万が一、ご近所とトラブルなどがあったときに、賃貸であればすぐに引っ越すことができます。トラブルから離れてストレスから解放されるのは、大きなメリットです。

②初期費用やメンテナンスの負担が少ない
マイホームを購入するときの頭金や諸費用と比較すると、賃貸の入居でかかる費用はわずかです。
まとまった貯金をする余裕がなくても、賃貸での暮らしを続けていくなら問題はありません。大きな出費に悩まされず、資金計画を立てる必要がないのはメリットといえるでしょう。

また賃貸の場合は、建物のメンテナンスは住む人ではなく貸主の負担になるため、金銭面でも労力の面でも煩わされずにすみます。

持ち家で得られるメリット

「マイホーム」という言葉には漠然とした憧れの響きがあります。「いつかは持ち家を」と考える人は多いでしょうが、持ち家での暮らしの具体的なメリットとはなんでしょうか。

ここでは大きな3つのメリットについて解説します。

①外観・間取り・内装を自分好みにできる
家の設計時に自分の要望を言えることは、多くの人にとって持ち家の最大の魅力です。

家事のしやすい間取りや、心が浮き立つようなおしゃれな内装。今はSNSなどで素敵な家を目にする機会が多くありますが、そうした憧れのマイホームのイメージも、持ち家であれば予算の許す限りすべて実現できるのです。

そして年数が経ったときに、「家の機能や雰囲気を新しくしたい」と思えば、自由にリフォームすることもできます。建てた後からでも、気が向けばいつでもカスタマイズできるため、理想の暮らしへの夢は尽きることがありません。

②性能の高い住宅に住める
持ち家は一般的に、あらゆる性能の面で賃貸よりも優れた住宅となっています。

これには理由があり、持ち家は所有者がそこで長く住むことを前提として建てられるためです。
長く住み続けるには、断熱性や気密性、省エネ性はもちろん、防犯性や耐震性も重要となります。持ち家として新しく建てられる住宅は、法制度で定められている基準よりも高い性能を備えることが一般的です。

一方の賃貸住宅には、貸主にとって不動産投資の手段という側面があります。建築費をできるだけ抑えなくては利益が上がらないため、住宅の性能も程々で設定されている場合が多いでしょう。

夏は涼しく冬は暖かい部屋は快適で、暮らしの満足度を高めてくれます。外観や内装のように目には見えないメリットですが、毎日そこで過ごす家だからこそ、性能は非常に重要なのです。

③将来への安心が得られる
家を所有していることで得られる安心感も、持ち家のメリットの1つです。

賃貸の場合、将来的に家賃が払えなくなってしまうと住む場所も失う恐れがありますが、持ち家は家賃の更新や退去の心配がなく、長期的に安定した居住が可能です。
また将来的にはローンを完済すれば、住居にかかるコストが低減し老後の住まいの不安が軽減されます。

持ち家は資産として確実に手元に残るものです。売却してお金を得ることもできますし、子どもに遺すこともできます。将来何かあったとしても「家があるから大丈夫」と考えて心に余裕を持てるでしょう。

賃貸と持ち家、住んでいる人たちが実際に感じている満足度

賃貸と持ち家どちらのほうが満足度が高いかは、住む人のライフスタイルや考え方によって変わります。
まずは家族でそれぞれのメリットについて話し合い、価値観をすり合わせておくことが大切です。

それでもどちらにするか決められない場合、実際に住んでいる人たちのそれぞれの満足度の割合を参考にしてみてもいいかもしれません。
国土交通省では、5年に1度の頻度で、10万世帯以上を対象とした住まいに関する満足度の調査を行っています。
現在発表されている最新版は平成30年のもので、持ち家と借家それぞれの場合の住宅及び居住環境に対して、居住者に「非常に不満」「多少不満」「まあ満足」「満足」の4段階で評価されています。

賃貸住まいで「まあ満足」「満足」と答えた人の割合は74.2%、持ち家で「まあ満足」「満足」と答えた人の割合は79.7%と、2つの間にそれほど大きな違いはないようです。

ただし居住環境を含めずに住宅だけの評価とした場合、持ち家の満足度は80.4%、賃貸の満足度は66.5%と、その差はぐっと拡がります。
実際に住んでみると、建物の設計や性能では賃貸よりも持ち家のほうが満足度が高いという実感があることが伺えます。

住宅展示場で理想のマイホームをイメージしてみよう

設計や性能にとことんこだわることができるのが、持ち家の魅力です。

賃貸か持ち家かを決めてしまう前に、「もし持ち家を選ぶとしたら、どんな家を建てられるのか」を具体的にイメージしてみてはいかがでしょうか?
住宅展示場には最新設備を備えたおしゃれなモデルハウスが並び、ちょっとしたテーマパーク気分でご家族が楽しく過ごしていただけます。
理想のマイホームのイメージが掴めれば、家族の中での「賃貸か、持ち家か」の悩みも解消できるかもしれません。

満足度の高い暮らしを叶えるために、ぜひtvkハウジングプラザ横浜にお越しください!