毎月の電気代やガス代の請求額を目にするたびに、「もう少し光熱費を抑えられないだろうか」と感じている方も多いのではないでしょうか。特にお子様がいる家庭では、エアコンや暖房を長時間使う場面も増えますし、光熱費の不安は尽きないですよね。
「電気をこまめに消す」「冷蔵庫の設定を見直す」といった節電の工夫はもちろん大切です。でも、ちょっとした習慣だけで光熱費を大きく変えるには限界もあります。
この記事では、家庭でできる省エネ対策を「今日すぐ・今年中に・家を建てる際に」という3つのステージに分けて整理しています。
今日から始める家庭の省エネ対策、3つのステージ
家庭の省エネ対策は、「今日すぐできる使い方の見直し」「省エネ家電への買い替え」「家の性能を選ぶ」という3段階で取り組むと、無理なく効果を積み上げることができます。
【第1段階】今日すぐできる家電の使い方の見直し
資源エネルギー庁の省エネ・節電メニューによると、エアコン・照明・冷蔵庫・給湯器は家庭のエネルギー消費の大きな割合を占めており、使い方の見直しが光熱費削減につながります。
・エアコン
「設定温度」と「フィルター掃除」が鍵です。環境省では室温の目安として夏は28℃、冬は20℃を推奨しており(設定温度ではなく室内の温度の目安)、設定を1℃調整するだけで消費電力が変わるとされています。フィルターは月1〜2回の清掃を習慣にしましょう。
・照明
まだLED化していないご家庭は、こまめな消灯に加えてLED照明への切り替えが必要かもしれません。蛍光灯は2027年末までに製造・輸出入が終了することが経済産業省より発表されているため、少しずつ交換を進めておくと安心でしょう。
・冷蔵庫
置き場所と詰め込みすぎに注意。直射日光や熱源の近くに置くと余分なエネルギーがかかります。食材の充填率は7割程度が目安です。
・給湯器
シャワー時間を短くすることに加え、お湯の温度設定を見直したり、追い焚きの回数を減らしたりすることで給湯にかかるエネルギーを抑えられます。
【第2段階】省エネ家電への買い替えで光熱費を下げる
古い家電から省エネ性能の高い家電に替えると、電気代の差を実感しやすくなります。特にエアコンや冷蔵庫は製品によって年間消費電力量に差があり、長く使うほどその差が積み上がります。
家電を選ぶときは「統一省エネラベル」を参考にしてください。星の数や「省エネ基準達成率」の表示を確認するだけで、より省エネ性能の高い製品を選びやすくなります。
【第3段階】家の性能を選ぶことで光熱費の差が生まれる
どれだけ節電の習慣を続けていても、断熱性能(住宅の外側から熱が出入りしにくい度合いを示す性能)が低い家では光熱費の改善に限界があります。「習慣」と「住まいの性能」の両方が揃って、はじめて大きな効果につながります。
断熱性能が低い住宅では夏の熱が入りやすく、冬の暖気がすぐ逃げます。結果としてエアコンや暖房が長時間稼働し、消費電力がなかなか下がりません。逆に性能の高い省エネ住宅では室温が安定しやすく、エアコンの稼働時間を自然と短くできます。室内の温度差が小さくなることで、冬場のヒートショック(急激な温度変化によって体に負担がかかる現象)のリスクも抑えやすくなります。
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断熱性能と省エネ住宅のメリットを深掘りする
断熱等性能等級の違いで光熱費はどれだけ変わるか
断熱等性能等級(家の「寒さ・暑さを防ぐ力」を1〜7段階で示した指標)が上がるほど、年間の光熱費に差が出ます。国土交通省「家選びの基準変わります」のシミュレーション(令和4年時点)によると、一般的な省エネ基準の住宅とZEH水準の住宅を比べると、東京都23区等の戸建住宅で年間約4.6万円の光熱費削減が期待できるとされています。太陽光パネルを加えた場合はさらに年間約4万円の追加削減も見込まれています。
健康・資産価値にもプラスに働く
高断熱住宅は結露が発生しにくく、カビやダニの繁殖を防ぐ効果も期待できます。室内の空気環境が整っていることは、小さなお子様やアレルギーが気になるご家族にとって毎日の安心に直結します。
資産価値の面でも変化が起きています。2024年4月からは「省エネ性能表示制度」がスタートし、物件情報に省エネ性能を表示することが努力義務となりました。省エネ性能の高い住宅は将来の売却時にも資産価値を保ちやすくなっていく可能性があります。
活用できる支援制度
省エネ住宅を建てる際には、補助金や住宅ローン減税など国や自治体のさまざまな支援制度があります。
申請はハウスメーカーや工務店がサポートするケースが多いので、担当スタッフにどんな制度が使えるか、気軽に聞いてみるのが一番の近道です。
横浜市でマイホームをご検討中の方は、ぜひtvkハウジングプラザ横浜でモデルハウスを実際に体感してみてください。専門スタッフが最適な住まいづくりのプランをご提案します。
よくある質問(省エネと住宅性能に関するQ&A)
Q. 省エネ住宅と普通の住宅で年間光熱費はどれだけ違いますか?
断熱等性能等級や住宅の大きさ・地域によって異なりますが、性能の高い省エネ住宅では年間数万円単位での削減も期待できるとされています。エアコンや暖房を多く使う子育て世帯ではその差が出やすい傾向があります。
Q. 支援制度はどこで調べればいいですか?
・資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/index.html
・横浜市の「省エネ住宅 各種支援制度の一覧」ページ
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/jutaku/sien/shoene/event/
Q. ZEHとはどのような住宅ですか?
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、高断熱・省エネ設備に太陽光発電を組み合わせ、年間のエネルギー消費量を実質ゼロ以下にすることを目指した住宅です。光熱費の大幅削減と環境への配慮を両立できます。政府は2030年を目標にZEH普及を国策として推進しており、新築住宅を検討中の皆様にとっても、ぜひ選択肢のひとつとして知っておいていただきたい住宅スタイルです。
Q. エアコンはつけっぱなしの方が省エネになりますか?
1時間以内の外出であればつけっぱなしの方が消費電力を抑えられる場合があるとされています。ただし外出が長い場合や断熱性能が低い住宅では、電源オフの方が節電になることも多くあります。
Q. 省エネ性能が高い家は健康にも良いのですか?
断熱性能が高い住宅は室内の温度差が小さくなるため、冬場のヒートショックのリスクを抑えやすくなります。結露が発生しにくくカビやダニの繁殖を防ぐ効果も期待でき、小さなお子さんがいるご家庭に心強いポイントです。
省エネは「今日からの習慣」と「住まいの性能」を組み合わせることで、はじめて大きな効果が生まれます。