暮らしのヒント

プロが自分のために選ぶ、お気に入りの暮らしの道具

2024.8.10

片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。
今回は、『暮らしのプロが自分のために選ぶお気に入りの道具』というテーマでお伝えします。

私は今まで1000回以上、たくさんの暮らしを拝見し、より良い暮らしになるお手伝いをさせていただきました。
片付け、収納を改善することがメインの仕事なのですが、その延長として暮らしをより良くするものや、家事がラクに楽しくなるものについてお話する機会も多いです。
また、私がアドバイスするだけではなく、お客様から教えていただくこともあります。

そんな私が実際に愛用しているものを幅広いジャンル(収納グッズ以外)でご紹介していきたいと思います。

キッチン編

暮らしの道具と言えば、やはりキッチン雑貨ですね。
私はあまりものを増やさずにスッキリ暮らしたいと思っていますが、これがないと本当に困るというものを中心にご紹介させていただきます。

・キッチンバサミ
キッチンバサミは、ハサミ専門メーカーさんのつくる日本製のものを使っています。愛用歴は6年ほど。
主に食品のカット用に使っていますが、お肉も驚くほどスムーズに切れて最高です。
オールステンレスで、サッと簡単に分解できて、常に清潔に保てます。
このハサミを使うまでは、まな板と包丁でお肉を切っていましたが、このキッチンバサミがあれば、まな板要らずで、洗い物も減って本当にラクです。

・みじん切り器

○○専用のものは持たない、代用できるなら代用する、というのがものを増やさないルールではありますが、みじん切り器は本当に便利です。

以前は、ヒモを引いて刃を回転させるタイプを使っていて、それはそれでとても気に入っていましたが、洗いにくさや臭い残りなどが気になり、電動式のみじん切り器に変えたところ、使い勝手が格段にアップしました。

私の愛用品はコードレスのミニチョッパーです。スペースの都合上小さいものを選びました。
我が家の定番メニューのミートソース作りや、ハンバーグの玉ねぎ、薬味のみじん切りなど、毎日のように登場します。

・ミニストウブ

鋳物の14cmの鍋

実は重いお鍋が苦手なのですが、鋳物の鍋もミニサイズなら重くなく、扱いやすいです。
かなり昔にいただいたものですが、使用頻度も高く、その多くは自分だけの料理に使っています。
1人分の調理にちょうど良いサイズなので、私が大好きなアヒージョや1人分の煮物やスープなどに使っています。そのままテーブルに出して使えて、お皿要らず。
見た目がおしゃれなだけでなく、しっかりと無水調理ができるのでお料理も美味しくできます。

掃除・洗濯編

・水切りワイパー

マグネット式の水切りワイパー

スキージーはお風呂場の必需品。
お風呂上りの水分を取ることが、お風呂をピカピカに保つ鉄則です。という私も最近さぼり気味ではありますが、やはり水切りは重要。

リビングやキッチンでは掃除用品は出していませんが、お風呂場は別。出しっぱなしにしておかないと、お風呂上りにパッと掃除できません。
バスルームの壁にマグネットでピタッと着く水切りワイパーを愛用しています。
ワイドな横幅でスピーディに水切りができ、少し長めの持ち手で、背が低い私には特に使いやすいです。

・ドラム型洗濯機

愛用品とお伝えしてよいものかどうか悩みましたが、私の相棒はドラム式洗濯機です。
乾燥機能がついていない洗濯機を使っている人や、ドラム型だけど乾燥機能がイマイチだから使っていない、という人も多いのではないでしょうか。

私が使っていたのも、同じくドラム型洗濯機でしたが、その洗濯機は乾きも遅いし電気代節約のため、できるだけ乾燥機能を使わずに干していました。
ですが、3年前に買い換えてからは乾燥機能を毎日使うようにして、家事時間の時短とラクを優先しています。

また、ドラム式の場合は、乾燥機能を使った方がドラム内を清潔に保てるそうです。

・洗濯ハンガー

お客様のご自宅で片付け・収納のサポートをしていると、洗濯ハンガーがバラバラなのがとても気になります。

クリーニングから返ってきたハンガーを洗濯用に使用している人が多いのですが、様々な種類のハンガーが知恵の輪のような状態になって絡まっていることもあります。
ハンガーがバラバラだと、見た目だけではなく絡まりやすくなるというデメリットもあるのです。

また、ピンチハンガーもサイズが大きすぎて収納に困っている人が多いのですが、収納スペースから逆算して選ぶのがおすすめです。
私はスッキリとファイルボックスに収まるサイズのピンチハンガーと、洗濯ワイシャツハンガー(10本組)を愛用しています。

・タオル

たかがタオル、されどタオル。
私が暮らしの中のものでとても重要だと思っているのがタオルです。

なぜかというと、日々の暮らしの中で常に目にし、毎日使うものだからです。
洗濯物の大部分もタオルが占めています。暮らしを整えたい、と思ったらまずタオルを統一してみるのもおすすめです。

タオルはお好みで選んでいただけたら良いと思いますが、私は大手生活雑貨ショップの定番のバスタオルを使っています。
またそれは、カットできるラインが入っており、不要になった際にはカットして掃除用として使うことができるんですよ。

1年に1回、新年に買い換えるようにしていますので、あまり高価なものではなくお手頃価格で、綿100%のものを選ぶようにしています。
また、色は白にしています。白は汚れが目立つからイヤ、という声もありますが、汚れが見えるからこそ、清潔にできるのかな、と思っています。

今回は、プロが自分のために選ぶ暮らしの道具、というテーマで私のリアルな愛用品をご紹介させていただきました。
毎日の家事がラクになり、毎日が楽しくなるものを中心に選んでみました。

整理収納アドバイザーの観点からもちろん収納性も考慮しています。
ものは選び方1つで暮らしの邪魔者にもなりますし、とても心強いパートナーにもなります。
皆さんのお気に入りのアイテムは何ですか?

鈴木久美子
片付け・収納専門家
鈴木久美子
【資格】
  • ・整理収納アドバイザー1級
  • ・住宅収納スペシャリスト
  • ・クリンネスト1級
  • ・整理収納アドバイザー2級認定講師

個人宅の片付けや収納改善を2,000時間以上行い、オンラインでの片付けや収納のアドバイスも全国から依頼を受ける。
セミナーや記事執筆の他、ZIP(日テレ)、ラヴィット!(TBS)、ノンストップ(フジテレビ)などメディアにも多数出演。
https://www.classylife-home.com/