みなさんは「お部屋の気分を変えたい!」と思った時、何から手を付けますか?
いきなり家具やカーテンを変えるのも大変ですし、模様替えをするにも動かせる家具のスペースに制限があってなかなか難しい。そんな時は小物を上手に使ってお部屋の雰囲気を変えてみるのはいかがですか。
最近はプチプラでも素敵な雑貨がたくさんあります。それらを使ってセンス良く飾りつつ、高見えするコツを学んでいきましょう。
コツ① 同じ商品を2〜3個買いましょう。
プチプラの雑貨店に行くと花瓶や小物入れなど、魅力的なアクセサリーがたくさんあります。そこで小物を買う時に、2〜3個まとめて買ってみましょう。
ひとつだけを並べても十分素敵ですが、同じ小物が並んでいると魅力も倍になり、空間にもまとまり感が出せます。
このテクニックは縦・横どちらの方向にも使えるので、まずは気軽に試してみて下さい。
コツ② 同じデザインでサイズ違いのものを取り入れる
コツ①では同じ小物を並べる飾り方をご紹介しましたが、ワンランク上のテクニックとして、同じデザインをサイズ違いで並べる方法があります。これは高低差をつけることで立体感を演出する手法です。
取り入れやすい飾り方として、3つの方法があります。
・大小の小物を2つ並べる
・小大小と山型に高さをつける
・大中小で小を手前に出して奥行き感を出す
これらを少し意識するだけで、小物を単体で飾るよりも全体にまとまり感が出せますし、百貨店のディスプレイのような高級感のある見せ方ができます。
ポイントは並べる時に三角形になるように意識することです。
コツ③ 本や箱で高さをつけてみましょう。
同じ小物を並べるだけではシンプルすぎてしまうのが悩み。そんな方は、本や箱を上手に使って高さを出して飾ってみてください。おすすめは、ある程度厚みのある装丁の素敵な洋書の上に載せることです。
高さをつけて飾ることによって小物の高見え効果があります。ジュエリーショップの指輪コーナーのディスプレイをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。必ず箱(台座)に飾られて高さを出して飾られていますよね。
洋書は普通に買うと少々お値段が張りますが、時々、書店のワゴンセールなどでお得に買えるチャンスがありますので、見かけたら素敵な装丁のものを探してディスプレイ用のツールとして取り入れてみて下さい。
洋書や箱が手に入らない場合は、厚みのある本やお好みの箱に、色付きの画用紙などでカバーをかけても代用ができます。文具専門店に行くと、さまざま種類がありますので、ぜひ取り入れてみて下さい。
コツ④ 色を意識しましょう。
色の組み合わせを意識すると、高見え効果が一気に増します。
取り入れやすい組合せには、3つの方法があります。
・周囲の小物の色をリンクさせる(一体感が生まれます)
・部分的に黒を取り入れる(場所がグッと引き締まります)
・ゴールドやシルバーの光沢のある小物を入れる(高級感が演出できます)
使う色の種類を2〜3種類に絞ると、バランスよくまとめることができます。
また、ソファやカーテンなど、部屋の中で大きな面積で使われているカラーと小物の色を合わせることで、高見え効果がよりランクアップします。
コツ⑤ フォトフレームを上手に使いましょう。
フォトフレームはどこの雑貨店でも入手できるアイテムです。素材や大きさもいろいろと種類があって、インテリアを彩るアイテムとして利用している方も多いと思います。
コツ④で紹介したゴールドやシルバーの光沢感のある小物として、フォトフレームを使うのも効果的です。
中に飾る写真に、家族やペットの写真を入れるのももちろん素敵ですが、雑誌やパンフレットなどの気に入った写真を自分でトリミングして飾るのもおすすめです。
小物と色や素材感の雰囲気が合う写真をセレクトしてみましょう。
コツ⑥ グリーンを取り入れましょう。
インテリアのスパイスとしてグリーンを取り入れてみましょう。
もちろんリアルな植物でも良いのですが、おすすめはフェイクグリーンの多肉植物です。選ぶポイントはグリーンが鮮やか過ぎないものを選ぶこと。少しグレーの入ったものや、くすんだ色味のものを選ぶと小物と合わせた時に、雰囲気全体がセンスアップされ高見え効果があります。
最近は多肉植物の種類もいろいろと増えていますので、ぜひ取り入れてみて下さい。
また、グリーンはインテリアのお助けアイテムにもなります。
小物のサイズが思ったより小さかった、並べて飾ってみたけどなんだかしっくりこない、そんな時はひとつのグリーンと一緒に飾るだけで、雰囲気をまとめてくれる効果があります。小物のディスプレイで困った時はぜひ試してみて下さい。
最近はプチプライスでセンスの良い雑貨がお手軽に購入できますので、
上手にちょい足して、あなたのセンスが光る高見えインテリアづくりを楽しんで下さい。
- ・インテリアデザイナー
- ・二級建築士
輸入家具会社や大手組織設計事務所、モデルルーム会社、百貨店内装会社を経て2013年に独立。
住宅、オフィス、店舗、などのインテリアデザインの他にインテリアセミナーの講師も行う。
https://www.estedit.com/