子育て中のリビング収納～散らかってもすぐにリセットできる収納とは～

子育て中のリビング収納～散らかってもすぐにリセットできる収納とは～

子育て中はリビングで過ごす時間が多く、物がたくさん集まり散らかってしまいがちです。あまりに散らかってしまうと、忙しい毎日の中で片付ける気力が湧かなくなってしまうこともあるかと思います。 散らかったリビングは見た目だけの問題ではなく、掃除ができなかったり探し物が多くなったりといいことはありません。
では、子育て中にリセットしやすいリビング収納について、一緒に考えていきましょう。

ポイント① なんでもリビングに置かない

一番はじめにお伝えしたいのは、『リビングに物を置きすぎない』ということです。

例えば、家族全員の下着などの衣類や、子ども部屋があるのにも関わらずランドセルや習い事のバッグもリビングに置いてしまっていたり、お風呂上りに使用するドライヤーをＴＶの前に適当に置いてしまっている。

これではいつまで経ってもリビングは片付きません。

まず、リビングには何を置く必要があるのか、他の場所に収納することは本当に無理なのかをよく考えてみましょう。リビングは家族みんなで過ごす場所であり、来客を招く場所でもあります。その辺りを意識してプライベートな物はできるだけ個室に収納できるようにしてください。

どうしてもリビングに置くべき物にはきっちり定位置を決めていきます。なんとなくその辺りに置いていては散らかるリビングの悪循環にハマってしまいます。

ポイント② おもちゃは厳選して収納スペースを決める

子育て期のご家庭では、子どものおもちゃが片付かないというお悩みの相談が多くあります。子どもだけでなく、大人がお手上げになってしまい片付けずに放置しているケースもみられます。
大人でも片付けるのがイヤになるくらいの量や面倒な収納方法を、子どもができるはずがありません。

本来はおもちゃの数が適正であることが望ましいのですが、すでに多すぎるおもちゃがあるけれど減らせないという場合、一旦間引く（他の場所に移動する）ことが必要です。

リビングに置くおもちゃは数を厳選しましょう。
家族で遊ぶものと子どもが気に入っているものだけ、絵本だけなどに決めると整えやすいです。
そして、置くと決めた物の収納スペースも必ず決めましょう。リビングに大量のおもちゃや絵本を置いているけど、あきらかにどこにも収納する場所がない、というご家庭をよくみかけます。

おもちゃや絵本の量に合わせた収納が必要ですし、しまう場所がないと子どもだってどうやって片付けていいのか分からないのも当然です。

ポイント③ 絵や作品、写真を貼りすぎない

いつも片づけてはいるのになんだかスッキリしない、ゴチャゴチャしていると感じている人はいませんか？もしかすると、リビングのあちこちに子どもの絵や作品、写真を貼りすぎている事が原因かもしれません。

子どもの作った作品や絵、写真を飾る事はすばらしいですが、限度を超えて貼ってしまうと、どれだけ片づけてもスッキリしないリビングになってしまいます。大切な思い出ではありますが飾る場所や物を厳選する事は必要です。

ポイント④必ず物には定位置を決める

大人だけの暮らしでも、物には定位置が必要です。子どもがいるとなれば、より定位置をしっかり決める必要があります。片付けが苦手なご家庭には物に住所（定位置）がないことが多いです。１年に１回しか出番のない物（雛人形やクリスマスツリーなど）には定位置がある事が多いですが、毎日使うハサミやティッシュこそ定位置が必要です。

それでも子どもが元の場所に戻さない、というお悩みも多いですが、片付けは歯みがきなどと同じように習慣です。時間がかかったとしても、習慣化するまで大人がルールを示して教えていく必要があると、私は考えています。

今回は、子育て中のご家庭でのリビング収納のポイントについてお話してきました。

子どもがいるから必ずしも散らかるということではありません。
部屋の状態を客観的に見てみるために、お部屋を一度写真に撮ってみてください。どこがゴチャゴチャしているのか、ご自宅のリビングの物の量と定位置はどうなのかを考えるいいきっかけになります。

そうすれば、小さな子どもがいるご家庭でもスッキリしたリビングにするヒントが見つかるはずです。