片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。
そろそろ梅雨の季節ですね。
梅雨時期は湿度が高くなり、カビや雑菌が繁殖しやすい季節です。
普段は面倒でついつい整理や掃除が後回しになっている場所は、この時期にしっかりお手入れしましょう。
今回は、梅雨時期だからこそやってほしい整理収納の見直しや掃除のポイントをお伝えします。
1.クローゼットの整理とお手入れ
梅雨時期は衣替えの季節でもあります。
まずはクローゼットの整理をしましょう。
クローゼットは衣類がギュウギュウに詰まっていると、通気性が悪くなり、カビや臭いが発生しやすくなりますので、詰め込み過ぎは要注意です。
衣替えを機に、あまり使っていないアイテムはないか確認しましょう。
特に革素材のバッグは、湿気がこもる場所だとカビが生えやすくなってしまいます。
大切なものをきれいな状態で保管しておくためにも、クローゼットの収納は適正な量を意識してください。
除湿剤を置き、できるだけクローゼットの扉は開けるようにしたり、サーキュレーターなどで風を通したりするように工夫しましょう。
2.靴箱の整理と掃除
次に靴箱の整理をしましょう。
収納場所の中で、靴箱は最も臭いが発生しやすい場所です。
靴箱から靴を一旦全部出してから、棚板を掃除します。
砂やホコリの掃き掃除だけでなく、拭き掃除をしてスッキリきれいにしましょう。
履いていない靴はないかを確認し、クローゼットと同様に詰め込み過ぎにならないよう注意して下さい。
また、臭い防止には重曹にお気に入りのアロマオイル(レモングラスやティーツリーがおすすめ)を染み込ませて置いておくのも良いですよ。
1日履いた靴はよく乾燥させてから靴箱に入れましょう。
早く靴箱にしまいたい時は、靴に直接入れる靴専用の除湿剤なども活用してみて下さい。
3.冷蔵庫の整理と掃除
次は冷蔵庫です。
私も梅雨時期には必ず冷蔵庫の大掃除をします。
年末に冷蔵庫内を掃除したという人も多いと思いますが、そろそろ半年が経つので、ちょうど良い目安にもなっています。
冷蔵庫内には汁漏れや野菜のクズなど、かなりたくさんの汚れやゴミがたまります。
まずは一旦全ての食材を出してアルコール除菌で拭き掃除をしていきます。
余裕がある人は外せる棚やパーツも外して洗いましょう。
冷蔵庫内の冷えた状態だと汚れが固まって取れにくいのですが、お湯でサッと洗うと簡単に汚れが落ちますよ。
また、賞味期限切れのものや使わずに放置していたものがないかもしっかりと見直して下さい。
常温保管と勘違いしがちな冷蔵保存推奨の調味料も多くありますので、一度確認してみて下さいね。
4.バスルームの整理と掃除
バスルームは梅雨時期に気になる箇所No.1ですね。
ただ単にバスルームのお掃除をするだけではなく、置いているものの量にも注意して下さい。
子どものお風呂用のおもちゃが多すぎたり、使っていないシャンプー類が置きっぱなしになったりしていませんか?
子どもが喜ぶからと、たくさんのおもちゃをバスルームに置きっぱなしの人は要注意!
カビや雑菌だらけのおもちゃを子どもが口に入れたりするのはイヤですよね。
乾燥させたり、洗ったりとお手入れをするのも大変ですので、必要最低限のものを置くようにしましょう。
5.エアコンの掃除
エアコンの掃除も使用頻度が高くなる夏の前、冬の前など、時期を決めてお手入れしましょう。
梅雨時期は夏前のちょうど良い目安にもなるのでおすすめです。
天井付けエアコンなど、高い場所に設置されていて自分でのお掃除が難しい場合は思い切って専門業者さんにお願いしましょう。
6.洗濯機のお手入れ
最後に洗濯機の洗濯槽のクリーニングを忘れずにやりましょう。
私は月1回、月初めに槽洗浄をするように決めていますが、梅雨入りと年末の2回は強力なメーカー純正のクリーナーを使って念入りにお手入れするようにしています。
今回は梅雨時期だからこそ見直したい、片付けと掃除についてご紹介しました。
ものが多すぎると掃除がしにくくなり、さらに湿気も溜まりやすくなります。
通気を良くし、掃除がラクにできるように、この機会にものの量もしっかり見直しましょう。
暑い夏を迎える前に少しずつ着手してみて下さいね。

- ・整理収納アドバイザー1級
- ・住宅収納スペシャリスト
- ・クリンネスト1級
- ・整理収納アドバイザー2級認定講師
個人宅の片付けや収納改善を2,000時間以上行い、オンラインでの片付けや収納のアドバイスも全国から依頼を受ける。
セミナーや記事執筆の他、ZIP(日テレ)、ラヴィット!(TBS)、ノンストップ(フジテレビ)などメディアにも多数出演。
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