暮らしのヒント

⽩やグレーだけじゃない!部屋が秋らしく落ち着く「深みブラウン&グリーン」の取り⼊れ⽅

2026.9.20

インテリアというと、⽩やグレー、ベージュなどのベーシックカラーでまとめている⽅も多いのではないでしょうか。そこに季節を感じる⾊を少し加えるだけでも、お部屋の印象はぐっと変わります。
酷暑を越えて、秋の涼しさが待ち遠しい季節ですね。インテリアも夏から秋へと装いを変えて、気分をリフレッシュしてみませんか。

みなさんは「深みブラウン&グリーン」という配⾊を聞くと、直感的に「相性が良さそう」とイメージできるのではないでしょうか。
それは、この2⾊は⾃然の中で⽬にする「⽊の幹と葉」の⾊、ということに関連しています。

外に出ると草⽊や花、昆⾍など、「⾃然の美しい⾊の組み合わせ」をたくさん⾒ることができます。⾊彩のバランスを考えるとき、⾃然の組み合わせの中に正解のヒントがあると私は考えます。例えば、桜の花のピンクと枝のブラウンは、素敵な組み合わせだとすぐにイメージできますよね。
このように⾃然をイメージして配⾊を⾏うと、異なる⾊同⼠でもバランスよくまとまります。ほかの⾊の組み合わせに迷ったときにも、⼀度⾃然に⽬を向けて、配⾊のヒントを探してみてはいかがでしょうか。

さて、少し話がそれてしまいました。ここから本題の「深みブラウン&グリーン」の取り⼊れ⽅をご紹介します。

素材によって⾊の魅⼒を引き出す

「深みのあるブラウンとグリーン」 この配⾊はとても秋らしい素敵な⾊の組み合わせです。特にこの2⾊は、素材によってさらに⾊の魅⼒を引き出すことができます。
例えばベルベットのような光沢のある素材を使うことで、⾊に陰影が⽣まれ、お部屋の雰囲気が⼀気に華やかになります。
では、この2⾊を具体的にどのように使えば、秋らしいお部屋を演出できるでしょうか。

カーテンを「⾐替え」してみる

お部屋のイメージを変えたいとき、⼤きな効果をもたらすのが、⽬線に⼊る⾊を変えることです。特に⾊の⾯積が⼤きいほど、⾼い効果が得られます。

そこで私から1つご提案があります。
カーテンを季節ごとに変えてみてはいかがでしょう。もちろん、すでに季節ごとに変えていらっしゃるご家庭もあることでしょう。⼀⽅で、⼀度カーテンを変えると数年間は使い続けるご家庭も多いのではないでしょうか。ご⾃宅のすべてではなく、まずはリビングや寝室など、お気に⼊りのお部屋から「カーテンの⾐替え」をしてみませんか。
例えば、華やかな光沢感のあるブラウンのカーテンに、差し⾊として深みのあるダークグリーンのタッセルを合わせてみましょう。⼩さな⾯積でもグリーンがアクセントとなり、空間がギュッと引き締まりますよ。

またタッセルは、カーテンと⽐べて⽐較的気軽に変えることができます。冬のシーズンイベントに合わせて⾊を変えることで、さらに季節感を楽しむこともできます。

⼩物は「三⾓形」を意識して

さらにカーテンと合わせて、「深みブラウン&グリーン」の⼩物を使うと、⾊の相乗効果でもう⼀段階華やかな空間を演出できます。

例えばクッションカバーやフォトフレーム、花瓶などにポイントとして「深みブラウン&グリーン」を⼊れることで、⾃然と視線を引きつけるアクセントになります。⼩物を飾る際には、ただ横に並べるのではなく、⾼低差をつけることも意識してみましょう。
リビングを例にすると、カーテン付近のソファに深みのあるグリーンのクッションやスローケット(膝掛け)を置きます。そしてソファのそばにあるテーブルには、グリーンやブラウンのフォトフレームとキャンドルを。
本棚などがあれば、棚の上の⽅にも「深みブラウン&グリーン」の⼩物や植物を飾ってみましょう。
ポイントは、視線に⼊ったときに三⾓形になるように、⾊のある⼩物を配置すること。⾼さの違う場所に同系⾊を散らすことで、空間全体にまとまりが⽣まれます。

ベッドルームでは⾃分らしい⾊使いで

リビングと同様に、ベッドルームも季節の雰囲気を出しやすい場所です。完全なプライベート空間ですので、より⾃分の好みを強く反映することができます。
例えばベッドの上に「深みブラウン&グリーン」のスローケットを2枚重ねて置いてみる。シンプルなテクニックですが、それだけでもホテルライクな雰囲気を演出できて素敵ですよ。

「絵」ではなく「⾊」を飾る

アートにも「深みブラウン&グリーン」を取り⼊れてみましょう。
ここでは絵を飾るというより、「⾊を飾る」感覚で、深みのあるブラウンやグリーンが使われているアートを選んでみるのも楽しいですね。もし気に⼊ったものが⾒つからなければ、フォトフレームを使って⾃分の感性で⾃由にアートを作ってしまってもいいですね。

簡単でおすすめなのは、⽣地屋さんなどで⾒つけたお気に⼊りのハギレを額装したり、キャンバスに留めてファブリックパネルのように仕上げたりする⽅法です。難しく考えず、⾃分が「この⾊、好きだな」と感じるものを取り⼊れてみる。
そんな芸術の秋らしい遊び⼼も楽しみながら、今年は「深みブラウン&グリーン」で、お部屋を秋らしく⾐替えしてみませんか。

山下智恵子
インテリアデザイナー
山下智恵子
【資格】
  • ・インテリアデザイナー
  • ・二級建築士

輸入家具会社や大手組織設計事務所、モデルルーム会社、百貨店内装会社を経て2013年に独立。
住宅、オフィス、店舗、などのインテリアデザインの他にインテリアセミナーの講師も行う。
https://www.estedit.com/