マイホームを手に入れたら、そこには自分の好きな植物を沢山置いて、花と緑に囲まれた暮らしを送りたいと考えている人も多いですよね。
今植物好きの人たちの間で注目されているのが、オージープランツ。
ユーカリやグレビレア、アカシアなど、個性的な葉や花のデザインでお家を南国風に演出する植物たちです。
ベランダやお庭の一角を彩ったり、シンボルツリーとして活躍したりと、オージープランツが家づくりをもっと楽しくしてくれます。
今回はオージープランツの魅力や育てやすい植物の種類、さらに自宅で育てる時のポイントを紹介していきます。
お庭やベランダで育てる植物からマイホームのイメージを広げたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
オージープランツって何?
オージープランツは主にオーストラリア原産の植物を指します。
一部ニュージーランド産やアフリカ産のものが含まれる場合もありますが、そのどれもに共通するのがエネルギッシュで野性的なデザインです。
線形の葉が1mも伸びるニオイシュロラン、火のように赤々としたグレビレア、ブラシのような形でインパクトのあるバンクシアなど、どれも広大なオーストラリアの自然を感じる魅力があります。
以前は日本国内で楽しむには切り花やドライフラワーが一般的でしたが、最近人気が高まってきたためにホームセンターなどでも手軽に手に入るようになりました。
オーストラリアの植物を日本で育てられるの?
湿度の高い日本と、乾燥したオーストラリアの大地では、植物が育つ環境はかなり違うように思われます。
「オージープランツを日本で育てるのは難しいんじゃない?」と思うかもしれませんが、日本の約20倍の広さがあるオーストラリアには、比較的日本と環境の近い温帯の地域もあります。
シドニーやメルボルンなどの南東部に自生する植物や、大陸全体に広く分布している植物なら日本でも問題なく成長します。
ポイントはできるだけオーストラリアの気候に近い環境で育てることです。
水はけのよい土を選び、できるだけ日当たりが良くて風通しの良い場所を選べば、戸建て住宅のお庭やベランダ、玄関などでも育てることができますよ。
育てる楽しさ、飾る楽しさ!オージープランツの魅力
オージープランツは一旦適した環境さえ整えてあげれば、日々のお世話は比較的簡単にすみます。
それでいてお花は個性的で存在感があるため、開花したときの喜びはひとしおです。
お庭やベランダでオージープランツを沢山育てていると、ちょっとした非日常空間になるのも嬉しいですね。ガーデンチェアやハンモックを置いて、自宅でリゾート気分も楽しめます。
一方でたっぷりの日差しを必要とするオージープランツは、室内で育てるのには不向きです。
「せっかくだから大好きなオージープランツをお家の中にも置きたい」という方は、ぜひ育てたオージープランツを切り花にしてお部屋に飾ってみてください。
シルバーがかったオージープランツの葉はお部屋を優しく彩り、原色の赤やピンクの花は空間のアクセントになります。
さらにおすすめなのが、オージープランツのドライフラワー。
大ぶりで個性的な形のオージープランツはドライフラワーにしても存在感抜群です。
フラワーベースにたっぷり飾り付けても、ブーケにして壁に掛けても素敵なので、他のお家に差をつける、ワンランク上のインテリアになること間違いなしです。
地植えできるオージープランツ3選
まずは地植えでも育てられる、おすすめのオージープランツ3選をご紹介します。
1.ユーカリ
マイホームのシンボルツリーとしても大人気のユーカリ。シルバーグリーンの美しい葉色が建物の外観に優しさを加え、細かな丸い葉がつくる影も魅力的です。
比較的寒さにも強く丈夫なオージープランツで、寒冷地でもお庭に植えている家を見ることがあります。
ドライフラワーやハーブとしても利用することができて、生活をあらゆるシーンを彩ってくれる木です。
2.グレビレア
これぞオージープランツ!といった個性的でエキゾチックな花が魅力のグレビレア。
クリーム色やピンク、黄色などが混ざりあった花の色は、お庭でも抜群の存在感を放ちます。
またシャープな線形の葉もモダンな雰囲気で、花の時期以外も楽しめますよ。
地植えOKのグレビレアですが、お住まいの地域の寒さに耐えられるかどうかは種類によって異なります。
購入時はそれぞれの特性をしっかりと確認するようにしましょう。
3.ドドナエア
ドドナエアはオージープランツの中では比較的日本の気候に適応していて、マイナス5℃くらいまでは寒さに対応できるため、関東から西側ではお庭に植えてもOK。
落葉しない常緑樹でありながら、秋になると葉が赤く色づいて紅葉するのが特徴で、葉が落ちてしまうのは寂しいけれど、季節の移り変わりはしっかりと感じたいという方におすすめのオージープランツです。
鉢植えに向いているオージープランツ3選
オージープランツには地植えが難しく、より手軽な鉢植えが向いているものもあります。
ここでは鉢植えでもオージープランツの魅力が味わえる、人気の3選をご紹介します。
1.メラレウカ
爽やかな香りが人気のメラレウカは、ティーツリーの名前でアロマオイルやハーブとして愛されてきました。
観賞用としても、細い葉でフワフワとした繊細なシルエットが楽しめます。
メラレウカはお庭に地植えするケースもありますが、小さな木のうちは弱く、寒い季節には室内に取り込める鉢植えがおすすめ。
また成長力が強いので、お庭で育てると思った以上に大きく育って場所を取ってしまう恐れもあります。
水切れに弱く、乾燥させないようにたっぷり水をやって育てることが大切です。
2.カンガルーポー
カンガルーの前足のような花の形が特徴のカンガルーポー。
オーストラリアの大地を思わせるような鮮やかな赤色など、原色の花がオージープランツ好きの方にも人気が高い植物です。
特徴的な花を使ったブーケは印象的な贈り物にもなりますよ。
乾燥にはとても強く、基本は水はけの良い土を入れた鉢を日当たりの良い屋外に置いておけばOK。
管理の手間が少ないので、植物を育て慣れていない方でも楽しめます。
3.フランネルフラワー
織物のフランネルのような、独特の質感が魅力のフランネルフラワー。
細かな毛が花や葉、茎に生えているために、見た目にもふんわりと優しく、柔らかな印象です。
可憐な白い花は花嫁用のブーケとしても愛されています。
フランネルフラワーは寒さにも暑さにも弱く、さらに雨が当たる傷みやすいことから、適した環境を整えやすい鉢植えでの栽培がおすすめです。
オージープランツを育てるポイント
最後に、オージープランツを自宅で育てるときに気をつけたいことをいくつかご紹介します。
オージープランツは日本の高温多湿な気候を苦手としていますが、水切れにも要注意です。土が乾燥していたら、鉢底からあふれるくらいにたっぷりと水をあげましょう。
土の性質は水はけが良いものを選び、軽石を混ぜたり、鉢底石を多く使用したりといった工夫も大切です。
オージープランツは中性の土ではうまく育たず、弱酸性を保つ必要があります。
一方で土地の痩せたオーストラリア原産ですから、基本的に肥料はあまり必要ありません。特にリン酸の肥料でかえって根を傷めるオージープランツもあるので注意しましょう。
そしてオージープランツで何よりも大切なのは、お日様の光がしっかりと当たる場所で育てることです。日光があればどんどん成長していくので、こまめな剪定が必要な植物も少なくありません。
栽培のポイントは個々のオージープランツの種類によっても異なるので、購入した際にしっかりと確認するようにしてくださいね。
オージープランツを楽しめる家づくりを!
イキイキとした生命力を感じるオージープランツを楽しみたいなら、お庭やベランダにある程度のスペースを確保した家づくりをしたいですね。
ハウスメーカーの担当者に理想のイメージを伝えれば、予算の範囲内でできるお庭やベランダの提案をしてもらえます。
tvkハウジングプラザ横浜の敷地内にも、実はオージープランツがいっぱい。
春から初夏にかけての季節は特に枝や葉がのびのびと広がって、緑豊かな景色が楽しめます。
またモデルハウスの庭にも色々なオージープランツが植えられているので、庭づくりの参考にもなりますよ。
週末はぜひご家族と一緒にtvkハウジングプラザ横浜にお越しください。